業界の動き(県内)

熊本県測量設計コンサルタンツ協会 阿蘇で現場検証研修会 国道57号北側復旧ルート施工技術者と意見交換

 熊本県測量設計コンサルタンツ協会(藤本祐二会長)は10月30日、阿蘇市赤水公民館で第11回現場検証研修会を開いた。国土交通省が進める国道57号北側復旧ルートの工事現場を視察するなど、最先端の測量技術に触れ、ICT施工の活用法を学ぶとともに、施行者の生の声を聞き地元コンサルが果たすべき役割を模索した。設計と施工現場の乖離を解消するため、定期的に行っているもので、熊本地震の影響で3年ぶりの開催となった。

 視察したのは、i-Constructionによる建設生産システム向上に取り組んでいる「熊本57号的石地区道路改良(その4)工事」。杉本・藤本JVがICT施工で土工を担当している。参加者は監理技術者である杉本建設土木部の木村高康次長ら現場技術者の説明の元、ブルドーザ、バックホウ、ローラブルドーザによる3次元マシンコントロールを体験した。3次元出来形の施工管理についても実演。実際にドローンで空中写真測量し、出来形計測を行った。

 意見交換では、国道57号北側復旧ルートを施工する現場代理人らとともに現場施工での設計の課題について協議。施工者側から「ICT施工で一番難しいのは3Dデータの作成。3Dデータを作るうえで最低でも平面図と横断図の整合性を持たせてほしい」「GPSの受信が出来なければICT施工は不可能。測量の時点で確認して」。発注者の国土交通省から「図面と数量、規格が間違っていると、そのまま施工する危険性を孕んでいる。設計照査の中で十分にチェックをお願いする」―などとコンサル側に要望した。

 協会では「今後、地域に貢献できるよう新しい技術を取り入れなければならない。3次元の測量設計に少しでも携わって、建設現場の生産性向上に役立てていきたい」(山下定男担当副会長)と話している。

ICT施工を体験する参加者

  • ICT施工を体験する参加者

ドローンを使い3次元出来形の施工管理を実演

  • ドローンを使い3次元出来形の施工管理を実演

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