業界の動き(県内)

外国人材活用で企業の競争力強化

セミナー・事例発表会開きポイント学ぶ

 外国人材活用セミナー・事例発表会が5日、熊本ホテルキャッスルで開かれ、外国人労働者の受け入れ態勢のポイントを学んだ。県内の事業主ら約100人が参加。人手不足解消の大きなウエイトを占める外国人労働者の現状などを知ることで、企業の競争力強化につなげる狙い。

 セミナーでは、一般社団法人留学生支援ネットワークの久保田学事務局長が『外国人材活用に向けた採用・社内体制整備のポイント』について解説。日本では平成29年10月末現在で約128万人(熊本県内は7743人)の外国人労働者がいることを告げ「10年間で80万人増加。今や50人に1人は外国人労働者。今後も大幅な増加が予想される」ことを示した。

 人材戦略への対応については「人手不足になった時、どのようにして人材の獲得戦争で勝ち組になるのか。早くから外国人を採用してロールモデル(手本)をつくるかがカギ」として「経営課題として社内で早急に外国人労働者を根付かせる手立てを考えなければならない」と訴えた。

 事例発表も行われ九州教具㈱の船橋修一社長が『文化の時代は多様化の時代~これから求められる人材育成~』について説明した。当初、外国人雇用に対しては外国人旅行者の増加を見越してホテル事業での起用が中心になると考えていた船橋社長は、実際に雇用してみると他の事業部での活躍にも手応えを感じたことを報告。「3年したら母国で起業したいとの前提で入社を考える外国人も多い。外国人雇用をきっかけに将来的には協業などでさらなる事業展開にも期待している」ことを告げた。

 セミナーを運営した熊本県中小企業団体中央会の渡邉純一専務理事は「昨年11月から熊本県から受託して『外国人材受入支援センター』を設置し相談窓口としている。県内では関心も高くこれまで600件の相談を受け付けている。セミナーを通して外国人の活用に役立ててほしい」と話している。

「外国人採用のロールモデルを早くつくるかがカギ」と話す一般社団法人留学生支援ネットワークの久保田学事務局長

  • 「外国人採用のロールモデルを早くつくるかがカギ」と話す一般社団法人留学生支援ネットワークの久保田学事務局長

セミナーを運営した熊本県中小企業団体中央会の渡邉純一専務理事

  • セミナーを運営した熊本県中小企業団体中央会の渡邉純一専務理事

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