九州測量専門学校50周年

祝創立50周年 九州測量専門学校

拡大した画像を表示
  • 熊本市北区龍田にある九州測量専門学校校舎

  • 学校法人 九州測量専門学校 赤星 博光校長

  • 学校法人 九州測量専門学校 森田 徳男 事務局長

土木技術者の学び舎 50年の歩み

沿革
昭和42年 3月14日 測量に関する専門の養成施設指定(建設大臣)
昭和51年 7月24日 専修専門学校認可(熊本県知事)
昭和52年 9月13日 土木建設科の設置認可(熊本県知事)
昭和52年11月 2日 土木建設科の測量に関する専門の養成施設指定(建設大臣)
昭和55年 3月31日 学校法人の設立について許可(熊本県知事)
昭和58年 7月12日 測量技術者養成の貢献に対し、感謝状を受く(建設省国土地理院長)
昭和62年 9月 5日 創立20周年記念式典に測量技術者等の養成に対し感謝状を受く(建設大臣)
平成 8年10月11日 創立30周年記念式典に測量技術者等の養成に対し感謝状を受く (建設大臣)
平成16年 8月31日 測量に関する専門の養成施設登録(国土交通大臣)
平成18年10月14日 創立40周年記念式典
平成29年 9月22日 創立50周年記念式典


土木技術者8454人輩出 更なる進化へ

昭和42年に開校した九州測量専門学校が50周年の節目を迎える。その間、多くの土木技術者を輩出し、その数は8454人。熊本県内をはじめ全国の行政技術職、土木建設業、測量・コンサルタント業、土地家屋調査士などの分野で活躍している。しかし、同校で学ぶ学生は、昭和50年代をピークに減り続け、一時バブル期に持ち直したものの減少傾向に拍車が止まらず、外国人留学生を受け入れ、学部を増設するなどして存続の危機を凌いできた。土木技術者を担う学び舎がどう変わってきたのか。50年の歩みとともに話を聞いた。

学校法人 九州測量専門学校 赤星 博光校長

50周年という節目を迎えて先生の考えや感想をお願いします。
 

この土木業、測量コンサル業という職種が厳しいものですから、そのことが頭が痛いところです。人材、とにかく人がいませんので。先日も福岡で大きな豪雨がありましたが、災害があるとこの業種の技術者がいないと困るんですよね。県をはじめとした行政や建設業各種団体がテレビCMなどを出したりして人材確保に力を入れたりもしているんですが。これが一番悩ましいところですね。だから何とか人材確保しようと頑張っているところです。とにかく日本の子供たちはどんどん少なくなってきています。外国からの労働者を当てにしなければならないということで今、留学生を入れたりしているんですけど。いやしかし厳しいですね。

先生の経緯について教えてください。

 

私もこの学校を卒業して広島のほうに就職して、それからこちらに帰って来た時に、ちょうど学生が多い時期で、当時の校長が「人がいない」というものですから助手という形で手伝いました。助手でずっとやってて先生になるにはもちろん資格が必要ですから、それから経験を積んで筑波の国土地理院へ研修に行ったりして先生の免許も取って。だからこうして居るわけです。助手のままなら辞めていたと思います。本校も一時期本当に学生が少なくて、閉校の危機がありました。それこそ測量コンサル業界や卒業生の方々が役員に入ってこられてから助けてもらっています。

以前は多くの学生さんがいらっしゃったと聞いています。

 

私が職員になって多い時には380人程居ました。その頃はバブルの時期でしたので、その学生数でも就職は引っ張りだこでした。今、就職率が良いと言っても、人が足りなくて就職が良い訳ですから、その当時とは全然違いますよね。受け止め方が…。今、本校を卒業するのは約30人で、当時の10分の1です。倍率でいうと30~40倍ある訳ですから、選り取り見取りと言ったら聞こえは良いんですが、何しろ人が居ないということです。ああいうバブルの時代は当然来なくていいんだけど、この仕事を無くすわけにはいかないでしょ。無くしてしまうと地域住民のかたが一番困るんです。災害をはじめいざという時にはライフラインの整備が一番重要な訳ですから。災害があったら一番に飛び出して行かなければならない業種だからですね。

災害に限らず地元の土木業やコンサル業の方々がものすごく活躍されています。今のインフラ整備に何か感じることはありますか。

 

堤防を造るにしても想定値を決めておかないと造ることはできません。想定値は必ずある訳ですけれども最近は想定値外だったってよく言いますよね。10年や20年も前の想定値と今の想定値とは全然違いますから。過去に経験したことのないって言うじゃないですか。経験したことがない訳ですから、想定値も何もありません。経験したことに対して想定値を作っているわけですから。
 これからの技術屋の人たちは防災減災はもちろんですけど、環境整備ということも十分に考えていかなければなりません。だからそういうことをやる技術者がどうしてもいるんですよね。これから本当にどうなるんでしょうか…。50年後、100年後の世の中を見てみたいと思いますけどね。

現在の状況に不安があると言う事でしょうか。

 

あちらこちらで古くなった下水道が破裂することも出てくると思います。都会の方ではそういうのが原因で道路が陥没するとか。仕方がないからロボットを使って維持しようとしますけど、それは応急処置ですからね。東京なんかには大正時代に埋めた下水道もありますから、その当時に想定していた下水を流れる物質と、今流れる物とは全く違うわけでしょ。化学物質がものすごく流れるわけですよ。だからその時に造った管なんか酷いものですよ。たぶんいつ潰れてもおかしくない状態のものがあるはずです。

そういった施設を整備する技術者として外国人を活用することは一つの手なんでしょうけど、やっぱり日本のインフラを外国人に任せるわけにもきません。自前で自分たちでやっていかなければいけませんよね。

 

そうですね。日本人でやっていければいいですけどね。自国を守る使命感があるわけだから。外国人と比べるとそこらへんの受け取り方が違うでしょうね。

今年から国際工学科を新設して外国人の活躍の場を提供されています。真面目でよく勉強する良い学生さんと伺ったのですが、来年は1期生の卒業が楽しみですね。
 

あの子たちがどの道に進むのか、どのような活躍をしてくれるのか期待しています。上手くやってくれると後が続きますから。「雇っても話にならん」となれば後がないわけですし…。福岡に同じような学校で留学生を受け入れてやっているところは既に2~3年卒業生を送り出し、実際、熊本の会社にも就職している子がいますが、悪い評判は聞かないので何とか上手くやっているみたいです。

学校が果たすべき役割といいますか、今後の展望をお願いします。

 

本校のような学校は全国に9校しかありませんから期待はされています。何度も言いますけど人をとにかく集めて技術を身につけさせなければなりません。1年程前から「今ある職業の半分は無くなる」と言われています。その中に「測量」も入っているんですよ。ところが公共事業がなくなる訳じゃなくて、今やっているのと、やり方が変わってくるんですよね。今、一番注目されているのがドローンです。熊本地震の時も大変活躍しました。熊本城を筆頭に阿蘇の崩落地域の亀裂などを調査しています。低空から撮影できるからよくわかるんですよ。昔はセスナ機を飛ばして写真を撮ってそれを元に地図を作っていたんです。だからものすごく高度が高いんですよ。ドローンを使えば細かなところまでわかりますから。地図にしてもこれからは3次元の地図になります。今までは平面地図しか無かった訳ですけど、3次元の地図ですよ。工事をするにしてもロボット化されていく部分も出てくるでしょうし、人が居ない分はコンピュータやロボットを駆使してやっていく事になっていくでしょうね。

そういった技術に対応できるようにカリキュラムを変えていかれるのでしょうか。

 

少しずつ新しい技術が入ってきた分についてはやっていきます。ドローンについては昨年1年間かけて、先生方に研修会や講習会に行ってもらって導入しています。ただ規制がかかっていて中々飛ばせません。学生が夏休みに見学に来るんですけど見せたいと思っても中々…。毎回、許可を取るのも難しくて。白川に本校の本格的な練習場があって、実習のときはちゃんと許可取って飛ばすんですけど見学に来た人たちに紹介できないのがちょっと残念です。

最先端の技術を取り入れながらの人材育成になりますね。

 

新しくて現実的にあまり取り入れてない技術であっても「こんな技術として変わっている」と学生たちに知識として身につけさせていなければなりません。学校のカリキュラムとしては現在も少しずつ変えています。毎年となれば僅かな違いではありますけど、10年、20年前に教えていた事とはだいぶ変わっています。以前はレーザー測量はありませんでした。私たちが学生の頃は、角度を虫眼鏡で読んでいましたから。今はボタン一つです。機械にコンピューターが組み込まれているんです。

技術者の養成校としてこれからどんどん進化していくと言う事ですか。

 

そうですが学校では、今も一番古い元々のやり方も教えています。基本的なことですから。現在、日本が、世界の発展途上国に行って技術援助をする時、最新の技術を教えるから良くわからないのだと思います。そこだけやるもんだから、先ほど言ったようにただボタン押すだけだから。なぜこうなるのかが解らない訳ですよ。何でこれをやらなければならないのか。そこが大事なことなんですよね。だから「こんなこと会社ではやってないんだけど」と言う所から教えています。解析するにしても今は現場でとって来たデータをコンピューターに打ち込めば完璧に一番最後の結果が出てきます。どんなことをこのコンピューターが計算、解析しているのか解らない訳ですね。機械にセットが出来てコンピューターを扱えるなら小学生でもできるわけですよ。この業界に限らず、ほかのモノづくりなんかにしてもそうだと思います。ただどのような計算や解析をするのか、何故それをやるのかまでは解らないということです。当然、そこら辺のことが分かっていないと機械が壊れた時が困ります。何も出来なくなってしまいます。もちろん技術が変わってくるからそれに即応して、その時代に応じた技術者を育てていくことは非常に大事なことです。
 

これまで以上の技術者の育成をよろしくお願いします。

 

日本は今、防災減災に力を入れています。災害がない所でもそうした事業に力を入れていますから技術者が足りません。先ほど本校のような学校が全国で9校あると言いましたけれど、年に2~3回の会合があります。やっぱり話すことは同じようなことですけど、技術というのは日進月歩ですから、技術者が居なくなると言う事は世界一だった日本の技術というのが段々落ちていると言う事です。世界に通用する技術とかになってくると元々は日本人が行って教えてきているんですけどね。いま発展している国というのは、ほとんどが日本人が育てたところかもしれません。外国に行ってその国の人たちが自分たちの力で発展できるようにします。そんな人材を養成できるまで技術を伝授しています。世界の人々と共存共栄できる技術者の育成。日本の良い所はそこだと思います。

アジアから多数の外国人留学生を受け入れ、技術者を養成している

  • アジアから多数の外国人留学生を受け入れ、技術者を養成している

校内の一角にある電子基準点。GNSS(全世界的衛星測位システム)衛星から電波信号を受信するアンテナが取り付けられている

  • 校内の一角にある電子基準点。GNSS(全世界的衛星測位システム)衛星から電波信号を受信するアンテナが取り付けられている


留学生受入れアジアの懸け橋へ

森田徳男事務局長は、42年前に事務局の任に就き、学校業務の中枢を任されてきた。常に土木技術者の卵たちに寄り添いながら、数多く真の技術者を育て上げたひとり。卒業生らとの信頼も厚く、多くのOBたちと触れ合いながら、同校の進むべき道を示してきた。いわば〝生き字引〟として学校を見守る第一人者は、50周年の節目をどう見ているのか。探ってみた。

学校法人 九州測量専門学校 森田 徳男 事務局長

―現在、外国人留学生は何人ほどいらっしゃるのでしょうか。
 

日本語科に43人、新設の国際工学科に6人、従来の測量情報科に2人、土木建設科に5人在籍しています。全校生徒96人のうち56人です。
 

―土木建設科と測量情報科で外国の方が土木と測量の勉強をされてます。自国に帰ってインフラの仕事をなさるのですか。
 

将来はそういった気持ちでいるみたいですけど、当面はうちの学校を卒業したら、日本の会社に就職したいというような希望があるようです。来年、就職する子がいますが、熊本や福岡が良いですという子もいれば、東京に行きたいですという子もいます。ほとんどがネパールの子なんですよ。ベトナム、スリランカ、フィリピン出身者もいます。
 現2年生の留学生までは、日本語を勉強したい子を日本人と一緒の教室に入れていました。日本人の中に入れると、漢字圏ではないので漢字を読んだりが難しいみたいです。しゃべるのは上手ですが、読み書きが中々時間がかかります。今年の4月から国際工学科という3年生の1クラスを設けて、留学生専用の学科をつくりました。日本人の測量を勉強する子と一緒で卒業する時に国家試験免除で測量士補が貰えます。卒業して測量、コンサル土木の会社に勤めた経験が2年あれば、これも国家試験免除で測量士になります。これは日本人と同じです。留学生も変わりません。

―学費などに国の補助とかはあるのでしょうか

 

自費になります。本当に貧困の人は無理だと思います。今の留学生は実家が農業に従事している人が多くて、米や野菜を作ったり、家畜を飼っているところが多いです。生活水準が豊かでない向こうからすると、大変な金額なんですよ。だから、両親が借金したり、ローンを組んだりして入ってきます。だからアルバイトはしたがりますが、学校の規定で週28時間までしかできません。休みが長期になったら40時間できますので、夏休み期間でちょっと余計にアルバイトしています。それを生活費や学費に充てています。

―寮で生活されているのですか。

 

今はアパートを借り上げています。そこに4~5人ずつ入って共同で生活しています。みんな真面目です。アルバイトで遅くなる時もあると思いますが、学校は休みません。勤勉で意外と物静かですね。ネパールの子は、反面、愉快なところもあります。お祭りがあったりすると、学校で歌ったり、踊ったりしています。

―ある意味、アジアとの交流拠点というか、懸け橋になるような要素もあると思いますが。

 

向こうは中々、働くところがないそうです。だから日本に来て働きたいと思う人も多いと聞いています。日本語を勉強し就職して、それを元にして帰って事業を起こしたりする子もいます。学生の中には、自国の大学を出てくる人もいるし、中には自国では先生でしたという人もいます。
 土木建設科の何人かの学生は夏休みにアルバイトをしたいというので、市内のコンサル会社を紹介しています。言葉は普通にしゃべることが出来ます。学校で習うのと、会社でするのは若干違ったりしますから、どんなことをするのか勉強したいと意欲的です。「暑いだろう」と言いますけど、皆「大丈夫です」と。優しい子たちなんです。この前は、西原のダムに行ったと言っていました。面白がって行っていますよ。

―国際工学科はこれから進化していくのでしょうか。

 

今年は始めて1年目ですから。定員は12人で少ないですけど、3年過程なので毎年定員をとって手探りの部分もあるでしょう。外国でどんなものが求められているのか、もう少し研究してやっていったらいいのかなと。もちろん日本で就職したいとほとんどの子が言いますから、ここでは第一線の技術は教えていけると思います。それによって時間は少しかかるかもしれませんけれど、日本でも十分通用するような指導はしていきたいと思います。
 来年が1期生の卒業なので、夏休み過ぎから本格的に熊本のコンサルや建設会社に相談していこうと考えています。50周年という実績がありますので、それをうまく活用しながら色んなところに打診していこうと思っています。本校でしっかりと勉強を教えて、就職先まで面倒を見ると「あそこはちゃんとやってくれる」と評判になります。結果的には幅が広がると思います。

―留学生が半分以上を占め、ユニークな技術者養成施設として話題になりそうです。ただ心配なのは日本人技術者の育成です。日本人学生が減ったのは仕事量が減ってきたことが原因かもしれませんね。

 

ここ何年かは災害などがありますが、それまで仕事が減って不景気だったものですから、この業界のイメージがちょっと悪かったみたいです。少子化も多分にあると思います。最近は置かれている状況やイメージが、少し良くなってきているようです。ただ募集も色々なやり方でやっているのですが、それでも中々日本人が増えていかないのが現状です。

―九州で土木技術者を養成する専門学校は他にあるのでしょうか。

 

うちと後1校だけ福岡にあります。九州でもうちが一番古くて、日本でも2番目に古い歴史をもちます。昔は熊本、福岡、鹿児島と3つの専門学校があって、規制緩和の時に宮崎と大分にできて5校もあったんですよ。でも学生数が減少傾向にありましたものですから、みなさんやめてしまわれました。全国ではピーク時に16校だったのが、今では9校になりました。四国、沖縄には学校がないのに現状は学生が集まりません。もう少し集めたいですね。
 本校は国土交通省国土地理院が測量に関する専門の養成施設として指定した登録校なんです。昭和42年に設立した時には、建設大臣認可指定を頂いています。今は登録を5年毎にすることになっており、登録業務を更新するという形で、ずっと50年、養成施設の指定を受けています。50年という重い歴史の中で、卒業生の皆さんはいろんな所で活躍されています。西日本一帯で圧倒的に九州、その中でも熊本が特に多いですね。
 ここ3~4年、求人はいっぱい頂いています。それでも学生がいないもので、お断りするところも結構出ています。「いっぱい学生を募集して、技術者を養成してください」というお話を頂いているところです。
 建設業や土木コンサル業は、不景気な時期があったものですから、その頃に誰も採用されていないわけです。その上、リストラされて職種を変えておられる方もいらっしゃるかもしれません。ちょうど真ん中部分の35~40歳位の方々が少ないと言われています。だから今、非常に高齢化して若い人を欲しがっておられます。とにかく景気が悪い時期は給料が上がらなかったり、厳しい時期が続いていたものですから。そんな時が企業にとってもきつい時期だったかもしれませんね。人を入れたくても仕事がないと採られないですし。コンスタントに人材確保をしていくことが理想なのでしょうけど、現実的な問題ですよね。
 本校を希望する学生でも以前は親御さんが「やめとけ」と止めていたということもあったそうです。「そっちよりも医療系の学校の方が、良いんじゃないか」とか。そんな時期が一時、続いたんですよね。やっぱりガイダンスに行っても素通りされるような。近頃はいろいろな所から声を掛けていただいているので、高校のガイダンスなどがあれば積極的に出かけて行って、話しかけてみているんですけど、中々、増えていかないですね。

―学生募集で工夫されていることはありますか。
 

実業高校だけでじゃなくて、普通高校にも出かけて、こういう職種があるんですよ、という話はさせて頂いています。普通高校では数学とかはじっくりやるじゃないですか。そうすると基礎学力とかは普通高校の方が良かったりする訳ですよ。そうするとどんどん伸びていく可能性があります。もっと普通高校出身者をふやしたいな~、と。もちろん長いことお世話になっている実業高校も今まで以上に大切にしていかなければならないと思っています。PR不足もあると思いますし。厳しい時期が続いていると、悪循環になって広告代も使えないとか、いろいろなことがあるものですから。地道に高校を回って足で稼いだり、何が効率的なんだろうと打ち合わせをしたり。卒業生が頑張っていることが一番のPRになるのでその活用法を考えたりしています。一方で卒業生の方々には、土木に興味がある若い人たちの紹介をお願いしています。オープンキャンパスに来てくれた人は、大体入学していただけるので、なるだけ学校に来てもらえるよう工夫しながら説明を行っています。

―養成コースの中で土木建設科は即戦力となる良い学科だと思うのですが。

 

土木業界に行きたい人には勧めています。コンサルにも行けますけど、土木会社ならこちらですね。施工管理技士について言えば、2級を2年で受けて、2級を持っていなくても5年の実務があれば、いきなり1級を受けることが出来ます。そういう特典もついています。土木建設科だったら、測量コンサル業に就職しても良い訳ですから。今は測量コンサル業でも、調査とかが多くなっているじゃないですか。それと施工分野を勉強しておいた方が、役立ちますし。潰しが利くというか、職種の幅が広がります。

―人材確保に向け、これから新しく計画されている活動がありますか。

 

今考えているのは、測量とか、土木の職種についてもっと小さい子供たちに説明したらどうだろうかということです。これまでは高校主体だったので、機会を作って、小・中学校に「こういう職種がありますよ」と紹介することが出来るといいなと思っています。夏休みなどを利用して、子供たちと一緒に高地を測量するなどの体験をすることで、もっと学校や職種を認知していただけるような気がします。

―ピーク時には多くの学生さんで賑わっていたそうですね。

 

1クラスに100人が入れるような学校のつくりで。私は8期生の時から、こちらで勤務しています。いろんな方と知り合いになって、苦しい時に助けていただきました。だから就職率100%をずっと達成してきているのだと思います。毎年、同窓会とかがあって、年に何回かは飲み会に誘われたりして、昔を懐かしんでいます。